入居のお問い合わせを頂く方の多くは、出来るだけ急いで入れて、予算に合う施設で検討したいとお考えになるのではないかと思います。
実際、当施設にご相談頂く方も上記の様なご希望をお持ちの方が多いと感じています。
しかし、そう簡単には見つかりません。地域や料金を気にしなければ、どこかに空いている施設があるので、恐らくは希望期間内に入居(入所)出来ると思いますが、費用や地域なども絞っていくと、なかなか見つからないというのが現実です。
そのため、施設を考えるタイミングとしては、次の2段階をお勧めします。
① 自身の事を十分に出来ているが、生活の中で普段当たり前に行なっている事が負担だと感じた時(例:買い物が億劫になってきたな~と自覚したり、周りが感じた時)。
この段階でご本人とご家族が「いつか自宅で生活出来なくなったら、どうする?」、「どんな状態になったら、施設を考える?」などの話をしておくことをお勧めします。
実際に自宅での生活が難しくなってからでは、心の準備が間に合わず受け止める事が難しい(辛い)方も多いので、「まだ先の事だけど意識しておかないとね~」と、やや他人事の様に感じながらも頭の片隅に置いておける段階が良いと思います。
② 北海道の場合は、冬季の玄関前の雪かき、雪が無い時期であればゴミ出しが難しくなってきたなど、生活の中で小さな課題が出てきた段階で、希望する地域や金額などを絞って調べ始めましょう。
高齢者施設の紹介サイトは一括で資料請求などが出来て便利だと思いますが、パンフレットを送ってもらっても、解るのは金額と概要くらいですので、多少面倒に感じても気になる施設に直接電話で問い合わせる事をお勧めします。当施設もそうですが、※直接お問い合わせいただいた方が、空室や待機状況、概ねの費用などの説明や見学予約がスムーズに行えます。
そして、気になる施設を見学し、まずは申込だけしましょう(申込だけでは、どの施設も基本的に料金は掛からないと思われますので)。
仮に順番が来ても、まだ早いと思えば「まだ自宅で生活出来すので、一回、飛ばしてください」などと伝えて頂ければ問題ありません。
そして、入居した後に他の施設から連絡がきた場合も「もう他の施設に入りました」と言って頂ければ良いのです。(施設側も空きが無ければ連絡をしないので、遠慮せずに断って大丈夫です)
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上記は、出来るだけご本人やご家族が慌てずに、次の段階へ進める様にするための一例です。ずっと元気に過して、自宅で最期を迎える事が理想とは思いますが、万が一に備えておくことが大切です。
いざという時に、少しでも納得出来る環境と費用で生活する事が出来る様に、考えて頂ければ幸いです。